R化後、無属性耐性の効果が中途半端に?(レイドに殴られ飽きた)
DEFの重みを実感したかったのと、無属性耐性が何だかおかしい気がしたので、
いろんなDEF/装備で殴られて確認してみました。(2010/08/27,2010/09/02追記)
マキスマイズパワー(MP)状態のレイドリックに殴られてみます。
上が人種族耐性30% 200ダメージ(人盾)
下が無属性耐性30% 243ダメージ(イミュンD肩漆黒リボン)


98 + 132の支援プリの場合ですと、耐性装備なしだとダメージ259。
人耐性30%だとダメージ152、無属性耐性30%だとダメージ194。
無属性耐性が、効果はあるけど何か中途半端??
■Def/ダメージ計算式
ご存知の方も多いとは思いますが、有志の方々が調べた結果(ROリニューアルデータWiki)、
2010/08/05現在、下記のような計算式が正しいと考えられているようです。(確定ではありません)
・ステータス画面のDefは、減算Def + 除算Def
・減算Def = Vit/2 + Base/4 + Agi/5
(例:Vit89/Base99/Agi20の場合、44.5 + 49.5 + 4 = 98)
・除算Def = 装備Def総和
→ (2010/09/01 計算式修正。記事内の計算結果は修正前のままにしてあります。)
[【 [最終ATK * スキル倍率] * 耐性C】 * (4000 + 除算Def) / (4000 + 除算DEF*10)] - 減算DEF
※[ ]内切捨て、【】内切上げ(=耐性による軽減値を切捨て)
■殴られる準備と心構え
被ダメージの振れがあると確認し辛いですし、
ま不死属性や悪魔種族だと、デバインプロテクションが計算の邪魔になりそうです。
そのため、例によって、MP状態のレイドリックに殴られることにしました。
まずはレイドリックの最大ATKを調べるため、
複数のキャラクターを装備なし(除算Def0/耐性0)状態にして、
MP状態のレイドに殴られます。場所は騎士団です。
Def / 実測ダメージ
44 + 0 / 416
51 + 0 / 409
53 + 0 / 407
88 + 0 / 372
94 + 0 / 366
98 + 0 / 362
前述のDef計算式が正しいとすると、最大ATKは460と思われます。
しかし、崑崙の闘技場で出てくるレイドは、同ステ同装備でも被ダメが1小さかったです。何故?!
サーバーによって何か違いがあるのだったら嫌ですね・・・。
合っているかどうかはわかりませんが、この460という値を前提に話を進めます。
また、途中から仮説という名の妄想が入ります。
憶測&実験なので、数ヵ月後に見たら間違いだらけで酷いと思うかもしれませんが、
そんなん言ってたら何もできない気がするし、不確実だと断った上で書いちゃう。
■本格的にレイドに殴られる1(Def別)
耐性装備を一切付けず、DEFのみに着目して殴られます。
アスムをかけた場合は、除算Defを2倍にする効果があります。Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
98 + 0 / 0 / 0 / 362 / [460 * 450 / (450+0) * 100%] - 98 = 362
98 + 51 / 0 / 0 / 315 / [460 * 450 / (450+51) * 100%] - 98 = 315.17
98 + 132 / 0 / 0 / 259 / [460 * 450 / (450+132) * 100%] - 98 = 257.67
98 + 155 / 0 / 0 / 246 / [460 * 450 / (450+155) * 100%] - 98 = 244.15
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmあり)/計算ダメージ(Asmあり)
98 + 0 / 0 / 0 / 362 / [460 * 450 / (450+(0*2)) * 100%] - 98 = 362
98 + 51 / 0 / 0 / 277 / [460 * 450 / (450+(51*2)) * 100%] - 98 = 277
98 + 132 / 0 / 0 / 197 / [460 * 450 / (450+(132*2)) * 100%] - 98 = 191.92
98 + 155 / 0 / 0 / 181 / [460 * 450 / (450+(155*2)) * 100%] - 98 = 174.37
低Def帯ではほぼ計算式どおりの結果となっていますが、
Defが増えると端数処理分以上のずれが生じています。
剣士系のような高Defでも確認してみたいところ。
→ 2010/09/01に、正確とされるダメージ計算式が算出されました。
上記の条件でも、実測値と計算値が一致するようになりました。
■本格的にレイドに殴られる2(囲まれDef減少)
Def 97 + 155 のキャラクターで、レイドに囲まれてみます。
R前は、3体以上の敵に囲まれた場合、減算Def/除算Defともに、
(敵数 - 2) * 5% だけ減少していました。
状況/減少後Def/無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
2体 / 97 + 155 / 0 / 0 / 247 / [460 * 450 / (450+155) * 100%] - 97 = 245.15
3体 / 92 + 147 / 0 / 0 / 255 / [460 * 450 / (450+148) * 100%] - 92 =254.73
4体 / 87 + 140 / 0 / 0 / 264 / [460 * 450 / (450+140) * 100%] - 87 = 263.85
状況/減少後Def/無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmあり)/計算ダメージ(Asmあり)
2体 / 97 + 155 / 0 / 0 / 182 / [460 * 450 / (450+(155*2)) * 100%] - 97 =175.37
3体 / 92 + 147 / 0 / 0 / 190 / [460 * 450 / (450+(148*2)) * 100%] - 92 = 186.23
4体 / 87 + 140 / 0 / 0 / 201 / [460 * 450 / (450+(140*2)) * 100%] - 87 = 196.56
Def減少時の端数処理がどうなってるか分からなかったので、とりあえず四捨五入しました。
R後も、以前と同様の減少の仕方をしているようです。
→(2010/09/02追記)ダメージ計算の詳細が分かったため、試算してみたところ、
減算Def・除算Defともに切り上げのようです。
■本格的にレイドに殴られる3(種族耐性)
今度は、人盾(種族耐性30%)を持って殴られてみます。
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
53 + 124 / 0 / 30 / 200 / [460 * 450 / (450+124) * 70%] - 53 = 199.44
98 + 51 / 0 / 30 / 191 / [460 * 450 / (450+ 51) * 70%] - 98 = 191.22
98 + 132 / 0 / 30 / 152 / [460 * 450 / (450+132) * 70%] - 98 = 150.97
98 + 155 / 0 / 30 / 143 / [460 * 450 / (450+155) * 70%] - 98 = 141.5
98 + 175 / 0 / 30 / 135 / [460 * 450 / (450+175) * 70%] - 98 = 133.84
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmあり)/計算ダメージ(Asmあり)
98 + 51 / 0 / 30 / 165 / [460 * 450 / (450+( 51*2)) * 70%] - 98 = 164.5
98 + 132 / 0 / 30 / 108 / [460 * 450 / (450+(132*2)) * 70%] - 98 =104.94
98 + 155 / 0 / 30 / 97 / [460 * 450 / (450+(155*2)) * 70%] - 98 = 92.66
98 + 175 / 0 / 30 / 88 / [460 * 450 / (450+(175*2)) * 70%] - 98 = 83.13
普通に軽減しているようです。
■本格的にレイドに殴られる4(無属性耐性)
そして問題の無属性耐性。種族耐性に比べると軽減度が少ないです。
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)
98 + 51 / 15 / 0 / 278
98 + 51 / 20 / 0 / 265
98 + 51 / 25 / 0 / 253
98 + 51 / 30 / 0 / 240
98 + 132 / 15 / 0 / 227
98 + 132 / 20 / 0 / 216
98 + 132 / 25 / 0 / 205
98 + 132 / 30 / 0 / 194
ここでふと思い起こしたのは次の2点。
・属性武器による攻撃は、レイド肩を貫通する。
・R前は闇服で防げた暗闇攻撃等が、R後は闇服で防げない。
もしかして、攻撃の成分が変わって、
ダメージの一部にのみ無属性耐性が適用されているのではないか?
この仮説が成り立つとしてExcelをいじくってみたところ、
MP状態のレイドリックの通常攻撃の場合、除算Defによる軽減後ダメージの
約60%に対して無属性耐性が適用されているようにも思えます。
(最大ATKのXX%を軽減するという式も試してみたが、ズレが大きかった)
例:自DEF 98 + 51の場合、除算Def軽減後ダメージは413.17。
413.17の60%である、247.9のダメージが無属性耐性で軽減される。
無属性耐性が20%なら、247.9 * 20% = 49.58を軽減。
無属性耐性/ 軽減値 /実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
15% / 37.19 / 278 / 413.17 - 37.19 - 98 = 277.98
20% / 49.58 / 265 / 413.17 - 49.58 - 98 = 265.59
25% / 61.98 / 253 / 413.17 - 61.98 - 98 = 253.19
30% / 74.37 / 240 / 413.17 - 74.37 - 98 = 240.80
冒頭のHiWizのダメージも計算結果とほぼ一致します。
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
53 + 124 / 30 / 0 / 243 / 360.63 - 64.91 -53 = 242.72
また、無属性耐性と種族耐性を組み合わせたときも、それっぽい値になります。
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
98 + 51 / 15 / 30 / 166 / 413.17 - 37.19 - 112.8 - 98 = 165.19
98 + 51 / 20 / 30 / 157 / 413.17 - 49.58 - 109.08 - 98 = 156.51
98 + 51 / 25 / 30 / 148 / 413.17 - 61.98 - 105.36 - 98 = 147.84
98 + 51 / 30 / 30 / 139 / 413.17 - 74.37 - 101.64 - 98 = 139.16
98 + 132 / 15 / 30 / 130 / 355.67 - 32.01 - 97.1 - 98 = 128.56
98 + 132 / 20 / 30 / 122 / 355.67 - 42.68 - 93.9 - 98 = 121.09
98 + 132 / 25 / 30 / 114 / 355.67 - 53.35 - 90.7 - 98 = 113.62
98 + 132 / 30 / 30 / 107 / 355.67 - 64.02 - 87.49 - 98 = 106.15
98 + 132 / 20 / 40 / 90 / 355.67 - 42.68 - 125.2 - 98 = 89.79
例:自DEF 98 + 132の場合、除算Def軽減後ダメージは355.67。
355.67の60%である、213.4のダメージが無属性耐性で軽減される。
無属性耐性20%なら、213.4 * 20% = 42.68のダメージを軽減。
Def/無属性耐性軽減後のダメージは355.67 - 42.68 = 312.99。
このダメージを種族耐性40%すると、312.99 * 40% = 125.2の軽減。
最終ダメージは、355.67 - 42.68 - 125.2 - 98 = 89.79
R後の耐性の計算順は不明だが、仮に無属性耐性から軽減。
残り40%を軽減できないかと、同Defのまま闇服を着たり、
ホーリーローブ(闇属性攻撃に対する耐性10%)を着たりもしてみましたが、
結果は変わりませんでした。
この怪しげな仮説が合ってたとしても、60%という値は一体何なんでしょう。
敵やATKに依存するのでしょうか?他の敵にも殴られて確認しないと・・・。
■今度はヴァンベルグに殴られる
レイドと同様、MP持ちのヴァンベルグに殴られてきました。
減算Def98のキャラが裸でMP殴りされると、
ダメージ216なので、恐らく最大ATKは314。
Def /無属性耐性/種族耐性/実測ダメージ(Asmなし)
98 + 0 / 0 / 0 / 216
98 + 51 / 0 / 0 / 184
98 + 51 / 0 / 30 / 99
98 + 51 / 15 / 0 / 165
98 + 51 / 20 / 0 / 157
98 + 51 / 25 / 0 / 151
98 + 51 / 30 / 0 / 145
98 + 51 / 15 / 30 / 87
98 + 51 / 20 / 30 / 81
98 + 51 / 25 / 30 / 77
98 + 51 / 30 / 30 / 72
98 + 132 / 20 / 0 / 123
98 + 132 / 20 / 30 / 57
98 + 132 / 20 / 40 / 34
98 + 155 / 0 / 0 / 137
MP状態のヴァンベルグの通常攻撃の場合、除算Defによる軽減後ダメージの
約48%に対して無属性耐性が適用されている気がします。
例:自Def 98 + 51の場合、除算Def軽減後ダメージは282.04。
282.04の48%である、135.38のダメージが無属性耐性で軽減される。
無属性耐性が20%なら、135.38 * 20% = 27.08を軽減。
無属性耐性/ 軽減値 /実測ダメージ(Asmなし)/計算ダメージ(Asmなし)
15% / 20.31 / 165 / 282.04 - 20.31 - 98 = 163.73
20% / 27.08 / 157 / 282.04 - 27.08 - 98 = 156.96
25% / 33.84 / 151 / 282.04 - 33.85 - 98 = 150.19
30% / 40.61 / 145 / 282.04 - 40.61 - 98 = 143.43
うーん、敵のATKやレベル、ステータス等によって軽減率が違うのか、
仮説が間違いまくっているのか・・・。
■まとめ
・低レベル帯のDef/種族耐性については、ほぼ計算式どおりの結果となったが、
Defが増えるとずれがでてきた。
→ 2010/09/01に、正確とされるダメージ計算式が算出されました。
・囲まれによるDef減少は、R前と同仕様と考えてよさそうだった。
・無属性耐性が額面通りに機能していない。
無属性耐性30%と種族耐性30%では、後者のほうが軽減率が大きかった。
・Def軽減後のダメージの一部にのみ無属性耐性が適用されるという仮説を立てたが、
仮説がもし合っていたとしても、敵ごとに適用率が異なるようであり、
適用率の算出方法が分からなければ意味がない。
・R化前は敵AtkはStrに依存しないとされていましたが、
R化後に、闇ブレスで敵Atkが減少することを確認できました。
敵のAtkもPCと同じように、基本Atk(素手Atk)+武器Atk等 になっている可能性が考えられます。
対人では、基本Atk(素手Atk)は人盾で軽減できますが、レイド肩で軽減できません。
Mobにも基本Atkがあり、それがPCと同じく無属性耐性で軽減不可としたら、
無属性耐性の効果が中途半端になっているのも説明がつくかもしれません。
例えばレイドの素手Atkが180で、武器Atk部(最大)が280とかかも。(2010/08/24)
→うまく説明できるようになったので、整理しました。(2010/08/27)
・とりあえず無属性耐性については、プレイヤーにとって不利益ですし、
サポートに不具合報告は出しておきました。仕様だったらイヤだな。
当面、種族耐性を重視して装備を選んでおこう・・・。